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このエントリーを含むはてなブックマーク 2013.09.16    SEに英語は必要なのか



35歳社内SEが転職してみた
目次

1. 第1回 求人は生物です
1. 第2回 1社目からド本命
1. 第3回 アパレル業界は時間にルーズなのか
1. 第4回 新興求人サイトは使えるのか
1. 第5回 SEに英語は必要なのか
1. 第6回 鉄道会社に転職するには
1. 第7回 鉄道会社に転職するには2
1. 第8回 昇格か退職か
1. 第9回 退職を告げる時
1. 第10回 35歳社内SEが転職するためのススメ





英語を喋れるようになるには、英語を使う環境に身を置く事が必要だ。


転職活動を始めるにあたり、俺はTOEICの申込を行った。

スキルを上げるために転職するバカ社長にとって、英語は大きな魅力。

しかし、英語を勉強して喋れるようになってから転職するには時間がなさ過ぎる。

まずは、今の英語力を把握した上で、英語を使う環境に身を置く。

そして、継続的に勉強していけば、英語が身に付くはずだ。


なにより、英語喋れるって、かっこいい


2020年のオリンピックには大量の外人が東京にやってくる。

地下鉄にどうのればいいかわからない、パツキンギャル、または東欧美女に、英語で話しかけて道案内して、挙げ句にFacebookで友達になって、日本案内して、「バカ社長、あなたみたいなクールな日本人初めてだわ」なんて、言われてなんだかんだで、乳揉みてぇ。



時は7月。

世界的なIT調査会社の日本法人に応募した。

IT調査会社とは、ITの新しい技術の動向や、市場調査などを行い有料でレポートを顧客に提供するというサービスだ。

求人票には、「求める資格:英語初級」の文字が。


応募してしばらくして、エージェントの田吾作から、「英語力を知りたいので、過去の業務でどう英語を使ったかを教えてほしい」と、言われる。

なので、仕事やプライベートでも、IT系の製品の英語のマニュアルを読んでいること。

過去に外国の製品を調べた際に、外人の営業と英文メールでやりとりをしたことがあること。

なんかを、説明した資料を作って送付。



数日後、書類審査突破と一次面接の案内が届いた。

毎回、一次面接の案内には、何を行うかや、どれくらいの時間がかかるか、持ち物は何がいるかが書かれているのだが、その中に


「履歴書・業務経歴書(英文含む)」


と書いてあった。


Really?


しかも、その時点で面接まで5日しか時間がない。

急いで田吾作にそんなん聞いてないよ。応募の時点で書いとけよ。とメールすると、翌日電話が。

「あれ?バカ社長さん、英語の経歴書作成されたことないんでしたっけ?」

と、白々し返答。

こんちくしょう、その濃くて太い眉毛を一本ずつピンセットで抜いたろか。


「わかりました。たまに、いらないのに、間違って必要と言われる担当者もいらっしゃるので、本当に必要か確認します」

田吾作は、そう言って電話を切った。


合わせて、英語の業務経歴書の書き方のリンクを教えてもらう。

うーん、そうか。間違いとかあるのか、じゃぁ、答えがわかってから作るとするか。



5日後(面接前日)

前日になっっても連絡来ないのでさすがに催促したら、田吾作からメールが


「英文の業務経歴書ですが、必須だそうです


だそうですじゃねーよ!この伝書鳩が!なら、もっと早く連絡よこせよ!


しかし、いかんせん初めてなので、誰かに添削して欲しい。

むかつくけど、田吾作に、そっちで添削してくれたりするのかと聞いてみると、


「こちらで確認させて頂きます」


ちっ、今回ばかりは、お前の眉毛は見逃してやるか。


しかし、一日しか時間がないので、一次面接には間に合わないと告げると、遅れて提出でもかまわないとのことで、なんとか事なきを得る。



7月では過去最高の気温。スーツの上着を持って道に迷いながらなんとか時間通りに到着。

この会社は社員100人未満で、社員の平均年齢は40代半ば。

どことなく、大人な匂いが漂う社内で、来訪を告げると、オールバックのジェントルマンな人事担当者が来て、バリトンボイスで事業の説明などをしてくれる。

その後、エレファントカシマシのボーカルみたいな、冴えないおっちゃんが現れた。

「システム担当者の宮本(仮名)です」


おぉ、これは一転怪しい匂いが。


ジェントルマンに、志望動機などを一通り聞かれた後、「じゃ、細かい話は、システム担当者の宮本とお話ください」と、言って去って行くジェントルマン。


まず、宮本が、業務説明をしてくれるのだが、いまいちナヨナヨしてて、何言いたいのかわからん。

要約すると、小さい会社なので、一人しかシステム担当者がおらず、派遣のおばちゃんが手伝ってくれてるけど、もうすぐいなくなって、しかも、作業もhtmlを更新してアップするとか、しょぼい作業で、会社では孤立してて、今の業務を効率化したいけど、日々の作業をするのが大変で、だから、仕事が大変なんだよね。

ってことをつらつら語ってた。

で、俺は、過去の経験から、マネージメントをしていきたいという話をしたのだが、「マネージャーより、手を動かす人、プログラマー志望が欲しいんだよねぇ」との言葉が。

戦略ミス。俺もプログラマーには興味があったのだが。


はっきり言って業務にはあまり興味が無い。しかし、「英語を業務で使うのですか?」という質問をすると、

「普通に仕事してたら、海外のIT系担当者から、チャットで「HI! MIYAMOTO」とかは、くるね」


あ、ちょっと格好いい。それ。


「ま、英語はほとんど文章でのやり取りだし、やりながら覚えていけばいいですね」


ということで、英語を学ぶ環境としては、悪くない。

かなり、グっとくる。


一通り、業務説明が終わり、過去の経歴や自分の長所、考え方とかを話していたのだが、

最終的には、宮本と超意気投合


「あー、その経験ボクもありますわー!」


「その気持ち、ホントわかるよ!」


もうすぐTOEIC受けますねんという話をしたら、「TOEICの攻略法はねぇ〜」と、攻略法まで教えてくれるまでに。



面接が終わったのは、面接開始から2時間が過ぎていた。


面接の三日後ひーこら言いながら、英文の業務経歴書を提出。

田吾作の添削で、提出できたのは、面接から一週間後。


さらに4日後、田吾作から、結果報告が。


結果:不合格


理由:Web系の技術が不足していると感じたため



あの、盛り上がりはなんだったのか。

そして、面接後にがんばって提出した業務経歴書は意味があったのか。

いや、きっとこの経験は何かに活かせるはずだ!



後日、TOEICを受験し、その結果がきた。


480点


しょぼ!

そして、俺は、英語の環境に身を置くことを諦めたのだった。

この記事は、 3 オモロ


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